映画『インターステラー』

Share on Facebook
Share on LinkedIn

「批評4」
クリストファー・ノーラン監督の映画『インターステラー』。リサ・ランドールの余剰宇宙論を絵にしたような作品だ。バリ在住スペースアーティストのリチャード・クラーさんと、私も2000年に『インターステラー・メッセージ・コンポジション』を開始した。しかし、難しくて進展がなかった。だからこの映画は何とも魅力的だ。注目は、主人公が約30年後に娘に再会するために二人にとって懐かしい部屋に戻ってきた場面。父親は時間が伸縮する異次元世界に、娘は私たちと同じ四次元世界に住んでいる。

映画では、二人の世界は部屋の「本棚」を仲介につながっている。父親が背後から本を動かし、小さい時の娘も物理学者として成長した娘も、二人とも「父親」を敏感に感じ取る。最後に、成長した娘が本棚に置かれた時計が「暗号」を刻んでいることに気づく。そして、その暗号を解いて宇宙の秘密を明かす。その秘密とは、二つの世界は同じ空間に同居していて、父親の異次元世界の内部に娘の四次元世界が存在しているという事実。そして、娘は、四次元世界を超えていく人類が「進化」をもたらすという希望を語る。

© 2015 Tokyo Space Dance