カテゴリー別アーカイブ: Blog D-About Love/ブログD〜愛について

一人の神殿/Eckhart Secret

「愛について3」
一人は一人と共に。一人は一人によって。そして一致の内に。永遠に至るまで。中世・ドイツの牧師で神秘主義者だったマイスター・エックハルトは書いた。「人は誰でも<一人の神殿〜天職>をもっている」。この『一人の神殿』を通じて、はじめて多くの「一人」に出会うことができる。

或る日、私の『一人の神殿/Eckhart Secret』は「スペースダンス舞踏家・社会事業家・校長・作家・エレナ&大家族」の「5つの天職」によって構成されていることを知った。こんなに沢山。でも、楽しい。うまく行っても、行かなくても。

「あらゆる人びと」に喜んで欲しいのか。「たったひとりの人」が喜んでくれればいいのか。そのために必要になる仕事はまったく異なる。多くの場合に対立する。調整はほぼ不可能。エックハルトなら、このような二つの異なる欲求に引き裂かれ、その不可能な調整を図っていく仕事も「愛」と言うだろう。そこに「進化」の可能性があるからである。

恋に落ちる/Fall in Love

「愛について2」
二人の女性文化人類学者の「愛」。マーガレッド・ミードが引用したルース・ベネディクトの意味深長な詩。二人の関係も「愛」を巡って動き、マーガレッドは「知的な開眼の瞬間は、恋に落ちる時と似ている」と言っていた。

さまよい続ける二つの生のステップが
互いの調べに引き寄せられて
一つのテンポを刻んでいくそのひとときが、
私たちのもつすべて。

マーガレッドは、アメリカ初の女性文化人類学者として波乱万丈な生涯を送った。そして、誰をも深く愛し過ぎる才能によって、何度も恋に落ち、深く傷つくと共に、大きな喜びを手に入れた。

ビョークが歌う「あなた」

「愛について1」
アイルランドの歌姫ビョークが「あなたがいなくて淋しいけれど、私はまだあなたに出会っていない」と歌っているように、人は誰でもまだ見ぬ「あなた」の登場を待っているのだろうか?

愛は、人間活動の原動力の一つで、誰も避けて通ることができない。特に、恋愛は、相手に自分の魂を無防備のまま差し出すことだから、相手を間違えるとお互いに魂を傷つけ合い、ヒドイ目に合う。私もかつて、恋愛病でパニック症候群になった。それは本当に辛かった。それでも、いくら懲りても、人は愛から撤退できない。そして、ヒドイ目に合うたびにビョークが歌う「あなた」に対する想いを深くする。

現在の平安な生活に満足するのか、それともまだ見ぬ「あなた」に取り憑かれていくのか。微妙で、重大で、心が踊る選択だ。

© 2015 Tokyo Space Dance