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What is Space Dance? Together with 5th Dimension World / スペースダンスとは何か? 五次元世界と共に

「Study for Dance 8 / ダンスの研究8
Influenced by Lisa Randall’s hypothesis of “5th Dimension World“.

When “he” stands up in a Space “FLUCTUATION” will come up. The audience see him as a dancer who lives in a Space and see him as a dancer who dances as a Space. There, a Space moves with a “FLUCTUATION” together with his movements. 5th Dimension World appears into this “FLUCTUATION” in a Space, so he is dancing while he is bring 5th Dimension World into our world. At last the audience start to think about him, he exists both into our world and into 5th Dimension World same time as a double-existence.

リサ・ランドールの仮説『五次元世界』に刺激されて。

<>がその空間に立つと、空間に<ゆらぎ>が生まれる。観客は、空間に住み込み空間としてダンスしている彼を見ている。そこでは、空間が、彼の動きと共に、ゆらぎつつ動いている。五次元世界は、この空間のゆらぎの中に現れる為、彼は五次元世界を引き入れつつその空間でダンスしている。そのため、観客には、彼が私たちの世界と五次元世界に同時に存在しているようにダブって見えてくる。

二足歩行の奇跡/Marvel of Biped Walking

「ダンスの研究7」
人間という種族は自分たちが創造した人工物も含めて自身の身体を客体化してきたことで、脳は他の動物には見られない新しい能力を身につけ進化してきた。ダンサーの場合にも、身体を客体として扱い人間的な感情を離れた状態で多様な動きを開発することで、「失われた記憶の回復」が可能になる。ダンサーには「未知の動きの世界」が待っているのである。

僕は、ついつい街を歩いている身障者の歩行に見とれてしまう。その理由も、彼らが「二足歩行の奇跡」を想起させてくれるからだ。彼らにとっては歩行が困難なために一歩一歩の歩行に集中しているにすぎないとしても、僕には別の光景に見える。その意味で、健常者による通常の歩行は退屈だ。ファッションモデルの動きも人間世界に通用するだけ。多くの現代ダンスは人間世界の新しい物語の発掘に熱心だが、舞踏から発展したスペースダンスは違う。「失われた記憶の回復」と「未知な動きの世界の開発」を主なテーマのひとつとして続けている。

年齢を超えて成熟するダンス

「ダンスの研究6」
私はスペースダンス舞踏家。日本で生まれた舞踏をベースに、ダンス&デザインとしてのスペースダンスを実践していくことが仕事。67才。しかし、踊り始めて10分もすると身体が軽くなり、自分は若いと感じる。それで、年齢を聞かれた時は「宇宙年齢17才」と答えている。

舞踏が現在も海外を中心に発展を続けている最大の理由は、舞踏が「年齢を超えて成熟するダンス」を可能にするからだ。一定の年齢が来ればリタイアを強いられるダンスに「疑問」を感じるダンサーは世界中で増えている。彼らが舞踏の世界に流れ込んでくる。舞踏ではなぜ年齢の壁を超えることができるのか? それは、ダンスに必要なエネルギーを自分の身体が置かれた環境との間で循環させる技術をもつからだ。

使えば終わりが来るエネルギーと、使えば使うほど増殖するエネルギーとの差はとても大きい。過度に鍛え抜かれた身体は必要ない。ただ身体があればいい。生きている限り誰でも身体を持っている。だから、この技術を身につける限り、年齢の壁は易々と超えられる。私の挑戦も120才まで、理想的には170才まで続く。

脳の中の音楽 / sound in the brain

「ダンスの研究5」
スペースチューブ体験では、時々「音楽」を聴く人がいる。スペースチューブの中に入ると、多くの子供たちは
興奮してキャーキャーと声を出して遊びはじめる。でも、静かにする子供たちもいる。ある時そんな子供の一人に「何をしているの」と聴くと、「しー。静かにして。じっとしていると音楽が聴こえるの」と小さな声で答えてくれた。スペースチューブの外部と内部では身体をとりまく空気の密度が変化するため、その差を「音楽」として聴いているらしい。

ダンスでも同じような現象が起きる。ダンサーにはダンスするための「音楽」がほとんど必須だけれど、ダンサーの中には実際の「音楽」を使わなくても「内部の音楽」を聞いて踊るという人たちが存在するからだ。「内部の音楽」とは、抽象的な事柄ではなく明白に物理的現象であるに違いない。私もダンスしている時そんな「音楽」を時々聴いている気がする。そして、その理由を「脱人間的な動きを繰り返した時の、脳の特有な作用」ではないかと見当をつけている。人間の脳は動物時代からの身体の動きの記憶を貯蔵しているので、人間的な動きと脱人間的な動きの間をダンスの動きとして往復していると、脳の記憶にズレが起き、そのズレが「ニューロンを通過する急激な電流の変化=音楽」として聴こえるのではという私の推測だ。

私は、こんな推測も有効な仮説として成立するかどうかを検証してみたい。そして、スペースチューブの内部で「音楽」を聞く人やダンスの中で「音楽」を聞く人の、その音源についても情報化したい。そのような「音楽」をデジタル信号として情報化できるなら、一体どんな現実の「音楽」として聴こえるだろうか?

© 2015 Tokyo Space Dance